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audio-opus DAP OPUS#3

by 橋本 尚久

ヘッダー写真は5月6日に発売になったaudio-opusのポータブルデジタルオーディオプレイヤー(DAP) OPUS#3です。ポータブル機器ではD/Aコンバーター(DAC)出力に電流-電圧変換のための回路が余分に必要で、電力も消費するのでこれまで数えるくらいしか採用されなかったBurr-Brown(TI)社製のPCM1792Aという最高級のDACを積んでいます。このDACは音が大変良いことで有名で、これまでは据え置きの高級オーディオ機器によく使われていました。

現在、OPUS#3eイヤホンフジヤエービックでのみ販売されており、先着30名限定で専用本革ケースが付いてきます。液晶保護フィルムも最初から画面に張ってあります。

下の画面は再生画面で写真では分かりにくいですが、画面の発色も良く、タッチパネルで操作でき操作性も良いです。スクロールも早くストレスを感じさせません。

裏面の写真です。航空機グレードのアルミニウム合金を切削加工されて作られており、かなりしっかりした作りになっています。本体の重量は220gでやや重めです。

256GBまでのmicro SDXCカードを1枚刺せるようになっていて、内部64GBのメモリと合わせて最大320GBまでのメモリ容量があります。micro SDXCメモリは下の写真のようにメモリの端子面が上になるように差し込みます。USB-DAC機能もあり、本機をパソコンの外付けDACとしても利用できます。なお、本機からUSBでデジタル出力することは出来ないようです(3.5mm光出力はあります)。

micro SDXCカードから曲のデータベースの作成は自動で行われ、2~3分ほどでデータベース作成が完了します。

イヤホンジャックは3.5mmシングルと2.5mmバランスの両方を備えています。PCMは192kHz/32bit、DSDは11.2MHzまでネイティブ対応しています。連続再生時間はカタログ値で約8.5時間となっています。連続使用すると本体はやや熱を持ちますが、持てないほどではありません。OSはAndroid 5.1.1で内蔵ストレージのDownloadフォルダにapkファイルをコピーすれば、他社製のアプリも動作するようです。

操作自体はスムーズですが、気になる所はあります。それはボリュームロックで、本体右側面のボリュームダイヤルを回したときに2秒くらい表れる南京錠のボリュームロックアイコンをタップしてロックする仕組みなのですが、解除するときもボリュームダイヤルを少し動かして(画面offになっているときは電源ボタンも押して)ロックを解除するという、少々まどろっこしい方法になっています。これは他メーカーのように本体側面に操作ロックの物理的なスイッチを付けて頂きたかったです。また、本体左側面の曲戻し、再生/停止、曲送りはロックすることはできない仕様のようです。

プレイリスト機能も装備しており、日本語入力も可能です。.m3u形式のテキストのプレイリストにも対応していて、フォルダのどの階層であっても.m3uのテキストファイルがあれば、プレイリスト画面で一覧表示が可能です。なお、.m3u8プレイリストも認識しますが、中身は表示されないので、確認出来た中で使えたのは.m3uプレイリストだけのようです。プレイリストの記載の仕方は「フォルダ名/曲名.flac」という形で大丈夫です(UTF-8形式で保存する必要があります)。

最後に肝心の音質ですが、流石Burr-Brown(TI)社製のハイエンドDAC PCM1792A を採用しているだけあって、大変に素晴らしいです。PCM1792の持ち味と思われる骨太かつナチュラルな音で、解像度も高く、とにかく音の響きが良い、どちらかというとアナログ的なサウンドです。なかなかこのような音を出すオーディオ機器は最近お目にかかったことがないです。アコースティックな音楽との相性は抜群と思います。

まとめると、音質は大変素晴らしく、この価格帯では文句なくトップレベルにあると思います。ボリュームロックが操作しにくいこと、物理ボタンロック機能がない所がマイナスですが、それ以外の操作はスムーズでストレスフリーと言えます。ストリーミング再生(今の所Spotifyに対応)やDLNA再生も可能で、対応するハイレゾフォーマットも幅広く、バランス再生もでき、価格は10万は超えないものの決して安価ではありませんが、数あるDAPの中でどれか1つ選ぶとすれば十分候補に挙がる優れたDAPであると言えます。

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橋本 尚久
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