LOG IN

xDuoo DAC-AMP XD-05

by 橋本 尚久


xDuoo XD-05は、2016年5月20日より日本国内でも発売された中国(乂度科技有限公司(xDuoo))のDAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプです🎵。PCM、DSD、DXDの再生が可能です。USBのオーディオプロセッサにXMOS社のU8A、光/同軸入力にはシーラス・ロジック社のCS8422、DAC(D/Aコンバーター)には旭化成エレクトロニクス(AKM)のAK4490を搭載しています😉。

写真は正面から見たもので、小窓に現在の再生周波数やバッテリーの残量が確認出来ます。なお、ヘッドフォン端子は今時珍しい6.3mm標準ステレオプラグです(3.5mmステレオミニプラグへの変換アダプターが付いてきます)。

入出力はUSB、同軸/光のデジタル接続可能なS/PDIF端子、アナログ入出力、充電用のマイクロUSB端子があります。USBでPCと接続した場合、非同期転送モード動作しWASAPI、ASIO、カーネルストリーミングに対応、PCM 44.1kHz~384kHz/16~32bit、DXD 24~32 bit/352.8~384KHz、DSD 2.8MHz~11.2MHzに対応、DSDはDoPまたはダイレクトモードにて動作します。iPhoneやiPodとの接続はApple純正カメラキットを使用しPCM 192kHz/24bit、DSD5.6MHz(iOSのサポート限界)まで対応しています。USB OTGケーブルを使用しAndroid端末、ミュージックプレイヤーを接続可能でPCM192kHz/24bit、DSD128(Androidのサポート限界)信号に対応、ONKYO DP-X1やPioneer XDP-100RではPCと同様PCM 44.1kHz~384kHz/16~32bit、DXD 24~32 bit/352.8~384KHz、DSD 2.8MHz~11.2MHzに対応、DSDはDoPまたはダイレクトモードにて動作します。S/PDIF端子はPCM 44.1KHz~192kHz/16~24bitの信号に対応しています。

標準ステレオプラグで接続した様子です。なお、最近流行のバランス接続には対応していません。

大きさがDP-X1とほぼ同じなので、このように付属のゴムバンドで束ねて重ねると丁度良いです。

DP-X1とは写真のようなUSB OTGケーブルを使用します。

肝心の音質は?

CHORDのDACアンプMojoはDSD再生に難があり、DP-X1でDSD5.6MHz以上で再生すると再生中に時々ミュート状態になっていました(なのでPCM再生でずっと使っていました)。ある日、eイヤホンでXD-05を見かけて、試しにDP-X1に繋いでDSD再生をしてみました。

SONY MDR-Z7ヘッドフォンで再生すると耳に飛び込んできたのはエネルギッシュかつ鮮烈な素晴らしいサウンドでした。低域~高域にかけて元気の良いエネルギッシュな音が高い解像度で左右に耳に広がる感じです。音の元気さで言えば往年の名CDプレーヤー・SONY CDP-X555ES以上です。再生はDSDですから音の繊細さは申し分なく、繊細さに力強さ、音場の広がりや音の抜けを伴った素晴らしい音です。しかも聴き疲れしません😆。これはちょっと試聴しただけですぐ分かりました。バランス接続は出来ませんが、その必要性を感じさせないくらいのゴキゲン・サウンド(死語😅)です✨。あまりこのXD-05というDACアンプは知られていませんが、その髙いポテンシャルはCHORDのMojo以上かも知れません。Mojoは確かに音は繊細で良いのですが、音のパワーや音の広がり(音場の広さ)、音の抜けに乏しい感じがします。AmazonでMojoが5万8千円、XD-05は2万9千800円で、MojoはDSD再生に難があることを考えると、XD-05はPCMだけでなく、DSD11.2MHzまで対応し、再生も問題なく、そのコストパフォーマンスは凄いものがあります。なお、SONYのPHA-3のDSD再生も悪くはないのですが、ほぼMojoのPCM再生とそう変わりません(若干Mojoの方が音の繊細さが上です)。XD-05はDSD再生においてはSONY PHA-3やCHORD Mojoを越えていると思います。なお、あまりにDSD再生が素晴らしかったのでPCM再生はXD-05ではほとんど試していません😅。

普通のCD音源もDP-X1とXD-05で高音質再生可能

なお、DSD音源だけでなく、DP-X1でPCM音源をリアルタイムDSD変換した音源もDSD音源並みの高音質で再生可能です。特筆すべきことは、普通のCD音源(16bit、44.1kHzのflacファイル)も352.8kHzアップサンプリングと高精度5.6MHzリアルタイムDSD変換でDSD音源に近い高音質再生が出来てしまうことです。

その優れた音の秘密は?

上の写真ですが、DACからの出力を3.7Vから昇圧して±9Vという髙い電圧でオペアンプICに供給、BUF634というバッファアンプに導いてキャパシタ(コンデンサー)を使わずに出力するOCL回路(Output Capacitorless circuit)いうところに秘密がありそうです。

といっても、オペアンプにバッファを組み合わせる回路やOCL回路自体は昔からあるもので特に何も目新しいことはないのですが😅。前に書いたポータブル真空管ヘッドフォンアンプDH-PA02も似たような構成になっていました(真空管→オペアンプ→トランジスタによるダイヤモンドバッファ)。

何か問題点は?

以上のように特にDSD再生で素晴らしい力を発揮するxDuoo XD-05ですが、1点問題がありまして、DSDの再生周波数を自動認識するのはいいのですが、DSD音源の再生周波数が変わるとブチッというノイズが発生することです。再生周波数が切り替わらなければこの問題は起きないのですが😅。

また、DSDはKHz帯の周波数のPCMと違ってMHz帯の高い周波数のデータをUSBでやりとりするためか、何かのタイミングが合わないと、楽曲を再生しているにもかかわらずノイズしかヘッドフォンから出てこないことがあります。こういう現象はXD-05に限らずPHA-03でもありました。こういう時は一旦DP-X1とXD-05の電源をOFFにしてやり直すしかないです。

問題点を補って余りある素晴らしいDACアンプ

このように多少荒削りな所もあり、日本語のマニュアルが付いてこない(簡易マニュアルは付属します)所や、国産USB-DACアンプのように日本語のマニュアルが付いてこない所など万人受けする製品ではないので、無条件で誰にでもお勧めすることは難しいですが、少しでも良い音質をリーズナブルな価格で楽しみたいのであれば、ONKYO DP-X1やPioneer XDP-100RとxDuoo XD-05の組み合わせは考慮する価値はあると思います。

また、このxDuoo XD-05のオペアンプはソケットに刺さっていて、更に高音質なオペアンプに簡単に変更可能という話です。そのままでも十分高音質なのですが、しばらくノーマルで楽しんでみて、また気になってきたらメーカー保証対象外にはなってしまいますがオペアンプ交換にチャレンジしても面白いかも知れません。こういうお楽しみ要素があるのもこのDACヘッドフォンアンプの良い所ですね😄。

それにしても、最近の中国の技術力は大したものだと思います。なお、SONYのPHA-3やPCM-D100、ONKYO DP-X1も生産・組み立ては中国で行われています(Made in Chinaとあります)。

xDuoo XD-05の特徴

◆USBでPC接続した場合、非同期転送モードで動作、WASAPI、ASIO、カーネルストリーミングに対応、PCM 384kHz/32bit、DXD 384kHz/32bit、DSD 11.28MHz/1bit信号に対応、DoPまたはネイティブモードにて動作。◆Apple純正カメラキットを使用しiPod、iPhone、iPadを接続可能でPCM 192kHz/24bit、DSD128(iOSのサポート限界)信号に対応。◆USB OTGケーブルを使用しAndroid端末、ミュージックプレイヤーを接続可能でPCM192kHz/24bit、DSD128(Androidのサポート限界)信号に対応。・プレイヤーの同軸/光出力から接続することにより高音質な音楽再生が可能、PCM192kHz/24bitの信号に対応。◆AUX入力/出力に対応。◆USBのオーディオプロセッサにXMOS社最新の8コアプロセッシングチップU8Aを搭載、光/同軸のオーディオプロセッサにはCirrus Logic社CS8422を搭載、DACにはAKM社AK4490を搭載しDSD、DXD、PCMネイティブ信号に対応。◆ダイナミックで強力な駆動力に定評のあるOP+BUF構造のアンプを採用。◆高効率な電力変換チップを採用しパワーアンプICに+/-9V供給、OCL回路により出力信号のダイナミックレンジを改善しヘッドホンを容易に駆動することが可能。◆GAINスイッチにより3段階調節が可能で各種ヘッドホン・イヤホンに対応。◆BASSスイッチにより低音を2段階調節が可能。◆FILTERボタンにより調整可能PCM4種類、DSD3種類のフィルタ調整が可能。

xDuoo XD-05のスペック

バッテリー:内蔵3.7V/4000mAh充電式内蔵リチウムポリマーバッテリー対応OS:Windows、Mac OS X,IOS,Android出力:500mW(32Ω負荷)   AMP:10Hz~100KHz(±0.5dB)   USB/SPDIF: 20Hz~20KHz(±0.5dB)サンプリング:USB   PCM:16~32bit/44.1kHz~384kHz   DSD : DOP/ダイレクトDSD : DSD64(2.8MHz)~DSD256(11.2MHz)   DXD:24~32 bit/352.8~384KHzデジタル入力 S/PDIF(光/同軸)   PCM : 16~24bit/44.1kHz~192KHz出力ゲイン:+6/+9dB/+15dBバスブースト : 0/+6dBS/N比:112dB対応ヘッドホン : 8Ω〜300Ω連続使用:11時間(USB接続) > 16時間(SPDIF接続) > 23時間(AUX接続)充電:5時間(電源アダプタ使用) < 11時間(パソコン経由)サイズ:W75 x D139.5 x H23 mm重さ:270g

メーカーホームページ : http://www.xduoo.co.jp/ptproducts/xd-05/

XD05の内部ダイアグラムの写真 :http://g01.a.alicdn.com/kf/HTB1k6Z2LFXXXXcBXVXXq6xXFXXX0/XDuoo-XD-05-Audio-DAC-Headphone-Amplifier-HD-OLED-display-Support-32BIT-384KHZ-PCM-256-DSD.jpg

#ハイレゾ #XD05 #xDuoo #ハイレゾオーディオ #オーディオ #AUDIO #ポタアン #ポータブルDACヘッドフォンアンプ #細かい問題点はあるがXD05は高音質なDACヘッドフォンアンプ #ただし日本語のマニュアルが付いてこない



橋本 尚久
OTHER SNAPS