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iFi USBシグナルクリーナー iPurifier2

by 橋本 尚久

PCやポータブルデジタルオーディオプレイヤー(DAP)からのUSB信号は通常USBケーブルを介してD/Aコンバーター(DAC)に送られますが、USBケーブルは元々PC用のデジタル信号と電源をプリンターや外付けハードディスクとの間を1本のケーブルで簡易にやり取りするために生まれたもので、オーディオ信号を高品位にやり取りするためには作られていません。USBケーブル内にはデータ線、電力線、アース線が混在していてそれらが近接しているため、信号に雑音が生じ、信号バランスが崩れやすくなっています。iFiのiPurifier2は電力線や信号線に含まれるノイズを強力に除去し、崩れたデジタル信号を整形する機能を持っています。

なお、タイトルのUSBシグナルクリーナーというのは自分が勝手に命名したもので正式名称ではありません(Purifierに清浄器という意味があります)。

PCやDAPからの+5Vの電力線にはどうしてもノイズが含まれており、この電源に含まれるノイズがDACの信号処理に悪影響を与えます。フィルターでノイズを除去する方法もありますが、完全に除去するのは困難で、ならば極性を反転させたノイズを発生させればノイズをキャンセルできるのではないかという発想で作られたものです。

電力線だけでなく信号線もノイズが含まれており、また波形もゆがんでいます。このゆがんでノイズが含まれたUSB信号をノイズのない正しい形のUSB信号に整形する機能もiPurifier2は持っています。

実際の製品は下のようになっており、USB Aタイプコネクタ・メスをDAC側に差すようになっています。なお、DAC側がUSB Bタイプコネクタ・オスのものも元々用意されており、今後Cタイプコネクタ及びマイクロタイプコネクタのものも発売されるそうです。

裏側はUSBケーブルのBタイプコネクタ・オスを差すようになっています。

実際の使用例は下の写真の通りです。DAC(micro iDSD Black Label)側にiPurifier2のAタイプコネクタ・メスを刺し、USBケーブルのB側・オスをiPurifier2に刺すだけです。USBケーブルのA側・オスはDAPに刺さっています。

その効果は絶大です。iPurifier2をDAPとDACの間に挟むことでさらに音がクッキリ・ハッキリします。まるでベールを1枚も2枚も剥いだような感じになります。元々micro iDSD Black Labelは音の解像度が高いのですが、さらにクリアーかつ緻密なサウンドになります。特にPCからの接続の場合、PCからのUSB信号はノイズだらけのためか効果は顕著でした。このiPurifier2はUSBオーディオ接続には必須アイテムではないかと思います。なお、iPurifier2は上の写真のようにDAC側に直結させるのが使用上のポイントです。

本文中の図は、iFiのiPurifier2公式サイト http://ifi-audio.jp/ipurifier2.html からです。

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橋本 尚久
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