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xDuoo XD-05 オペアンプ交換 その2

by 橋本 尚久


前々回のnote記事でXD-05のオペアンプを交換したことを書きました。その時交換に使ったオペアンプはOPA2211AIというオペアンプで、1個のパッケージに2つのオペアンプが入っている(こういうのを2回路オペアンプと言います)ものでした。つまり、下の図で言うところの右が2回路版で、左が1回路版です。

で、製造元のテキサスインスツルメンツ社のデータシートをつらつらと見ていましたら、1回路版のOPA211には標準グレードとハイグレードいうのがあるではありませんか。下の表(上の図もそうですが)はデータシートの抜粋で、ほとんど特性は標準グレードのOPA211AIもハイグレードのOPA211Iも一緒なのですが、灰色になっている箇所だけが標準グレードと異なる部分です。要はハイグレード版はよりオペアンプの精度が高い(理想オペアンプというものに近い)もので、製造された製品から特性の良いものを選別したものとなっています。

というわけで、

OPA211I買って参りました(笑)

1つのパッケージに1個のオペアンプですから、当然2つ用意しました。写真を見ても大きさが分かりにくいと思いますが...

とっても小さいんです(汗)

写真の指は人差し指ではありません。

小指です(笑)

大きさで言えば4×5mmくらいでしょうか😅というわけで、はんだ付け作業は下記写真のようなスタンドルーペが必要です。

この小さいSOPパッケージのチップICを普通のDIP-8pinのICに変換する8pinSOP→8pinDIP変換基板にはんだ付けします。今回は下の写真のSOPパッケージの1回路版オペアンプ2個から2回路版オペアンプのピンレイアウトに変換する基板を使いました。SOPのオペアンプ2個を基板の両面にはんだ付けします。付属のヘッダーピンを取り付けることで2回路版の8ピンDIPオペアンプと同じように扱うことができる便利なシロモノです。

まず1個目のオペアンプを基板の表にはんだ付けします。

下は2個目のオペアンプを裏にはんだ付けして(写真では裏のオペアンプは見えていませんが)ピンを付けた状態です。

下は斜め裏から撮った写真です。裏にもオペアンプがはんだ付けされているのが確認できます。

そして、下の写真のようにDIP-ICとして1番ピンが左上になるようにソケットに刺します。くれぐれも向きは間違えないよう注意です。

それで、肝心の音ですが、ほとんどオペアンプとしての特性は一緒なのに音の印象は結構違いました。全体に音が固くなった印象です。そして低音の豊かさが若干減った気がしました。

低音の豊かさで言えばOPA1612≧OPA2211AI>OPA211Iという感じでしょうか。ただ、OPA1612は低音は出るのですがややぼやけた感じで、OPA2211AIが低音が出ていてぼやけた感じもない感じです。音のクッキリ度でいえばOPA211I≧OPA2211AI>OPA1612という感じです。ただ、OPA211Iはクッキリというかやや硬質な感じの音です。

最初はOPA2211AIの方が良かったかな、と思いましたが、一晩おいてもう一度聴き直してみると、案外OPA211I×2の方が良いかも、と思えてきました😁

オペアンプ2個で左右独立になっていて、オペアンプの性能も若干上がってますので、チャンネルセパレーションも良くなって音の再現性や正確性が良くなっているので一聴すると低域の量感が足りないような感覚を覚えたのかも知れません。オペアンプがエージングされてきたのか自分の耳がエージングされてきたのか微妙ですが、せっかく苦労して小さいオペアンプ2個もはんだ付けしたので、OPA211I×2で様子をみてみます(笑)

それにしてもどのオペアンプも同じ会社で特性もほぼ同じなのにこうも音の印象が違うのはなかなか意外でした。

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橋本 尚久
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